【高校1・2年生】優先して勉強しておくと受験に有利になる教科はあるのか?

勉強法

すぐに過ぎ去ってしまう高校3年間の中で、戦略的に受験を乗り切るにはどうしたらいいのか悩む高校生は多いです。私ももちろんその一人でした。

今回は私の受験経験と家庭教師の指導経験を踏まえて、どの教科を優先して勉強すればいいのか紹介していこうと思います!

結論から言うと『数学』『英語』です。

この優先順位を知っておくと、いざ受験生として立ち向かうときの負担感が大きく変わってくるはずです。

『英語』を学習しておきたい理由

英語を早めに取り組んでおきたい理由は2つあります。

  • 習熟に時間を要するから
  • 受験においてほぼマストの教科

1つずつ説明していきます。

①習熟に時間を要するから

英語を勉強する際に「単語」や「熟語」、「文法」などを最初に覚えていくと思います。

英語という教科が厄介なのは例えこれらをほぼ完璧に覚えたとしても、悲しいことに試験で得点できるようになるまでには程遠いのです。

あくまでこれらは下地。この覚える作業に付け加えて英文の意味を正しく理解するための「英文解釈」や定番の「長文」、苦手とする人が多い「リスニング」を別途勉強しなくてはなりません。

さらに言えば、「長文」や「リスニング」は一度学習すれば、すぐできるようにならないことは中学までの英語学習で知っていると思います。

英語を『読む』『聞く』という作業を何回も繰り返していくうちに、だんだんと能力が養われていきます。

逆に言えば、英語に取り組んでから一度辞めてしまうと英語を読んだり聞いたりする感覚が少しずつ失われていくので、できるだけ毎日少しでいいから継続することが重要でもあります。

まずは覚えるべきものをパッパと覚えてしまい、英語を使いこなす練習を積み重ねていきましょう。

②受験においてはほぼマストの教科

なんとなくでいいので、志望する大学の入試要綱を覗いてみてください。私立大学の場合は例外もありますが、ほぼ間違いなく「英語」が入っていると思います。

文系、理系問わず配点を他の教科と比べてみても、英語の配点は高くなっていることが多いです。これはシンプルにグローバル化等の影響で大学側が学生に一定基準の英語力を求めているからです。

一見、理系には不要そうに思えるかもしれませんが、いずれ研究室やゼミ等に参加して卒業論文に取り組む段階になってくると英語は必要不可欠です。

自分のやりたい内容に関して大量の論文(もちろん英語)を読み込むことになります。この時に英語が全然読めない状態ではとても苦労します。(DeepLにコピペするという荒技もありますが…)

話は脱線しましたが、大抵の大学で英語は重要亜目として捉えられていることをぜひ覚えておきましょう。大学生以降もフル活用することを想定すれば、今のうちから英語対策をはじめることは大いに価値があると思います。

『数学』を学習しておきたい理由

数学を早めに取り組んでおきたい理由は2つあります。

  • 教科書外の学習量が半端ないから
  • 受験で差がつく教科

1つずつ説明していきます。

①教科書外の学習量が半端ないから

高校数学を勉強し始めたばかりの初学者や、まだ教科書内容をなぞっている人は特に注意して読んでおいてください。

繰り返しになりますが、数学は完成させるまでの学習量が半端ない教科です。まず教科書を通して新たな概念や道具、定理を一通り押さえておくのは当たり前で、チャート等の網羅系参考書で入試数学に挑むための基本的な解法を習得してからがスタートラインです。

ちなみにここまで到達するのもなかなか時間を食われます。先取りで入念に勉強しても高校2年生の終わり頃まではかかるのではないでしょうか。

その後、入試問題を通して数学を解くための実践的な知識をかき集めていきます。これが終わりが見えない旅でもあるのです。この知識をかき集める作業は『何がエッセンスなのか?』というある種の嗅覚を問われるものでもあるので、人によって要する時間が変化していきます。

志望大学にもよりますが、数学は完成に持ち込むまで他教科と比べても多くの時間が必要です。できるだけ早めに着手することで他の受験生に大きな差をつけれると私は思います。

②受験で差がつく教科だから

①と関連するように、数学は完成度が高まる後半の方が、実は大きく点数が伸びていく教科でもあるので、準備不足が目立つようだと本番までに間に合いません。

よって早期に数学に取り組んでいるかどうかで点数に差がつく、ひいては受験で差がつきます。

基礎がままならないうちに焦りから過去問を解き始める人が一定数いますが、大抵そのパターンは失敗します。学習時間の割に成績がついてこないので損しかありません。

まずは、確実に基礎を徹底的に叩き込む。今の時点でこの作業に時間がかかることを知っておけたのはアドバンテージです!ぜひ明日からでも今からでも取り組み始めることをオススメします。

早めに1つの教科を完成させるメリット

ここからは『英語』や『数学』に関わらず、早めに1つの教科を終わらせておくと良いことがあるよ!という話をしていきます。

それは…

他の教科を終わらせるスピードが段違いになる

一度1つの教科を完成させる経験を積んでおくと、どのような学習を積めば最も効率が良くなるか経験値がある分、時間が短くなります。

私の場合、早期に『数学』を完成させていたことが功を奏して、『物理』や『化学』を学ぶときに全体像や体系を意識しながら、より効率的に勉強ができていました。

ただ数学は終わらせるのに膨大な時間を要するので、重要性が高くて体系がしっかりした教科…物理や化学、英語などを取り組むといいでしょう。

もちろん数学が大好き!という方はぜひ数学を優先して勉強してみることをオススメします。

他の教科に時間を割かないと不安になる人もきっと多いでしょう。ですが、同時並行に各教科をレベルアップさせていくより、1つの教科に集中して取り組みきってしまう方がスピーディです。

おわりに

当サイトは受験生や中高生の皆さんがより効率的に勉強できるよう、参考書や勉強法等を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

それでは!

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